今年もJ-SPORTSプロ野球中継のテーマ曲はフジファブリック。#フジファブリック #オーバーライト #overwrite #sonymusic #spotify #jpop #jsports #プロ野球中継 #テーマソング
J-SPORTSプロ野球中継が始まり、フジファブリックの歌が流れると心弾む。10年前のWBC中継に始まり曲折を経てアーチのかかった縁だけに続いて欲しい。
今年もJ-SPORTSプロ野球中継のテーマ曲はフジファブリック。#フジファブリック #オーバーライト #overwrite #sonymusic #spotify #jpop #jsports #プロ野球中継 #テーマソング
J-SPORTSプロ野球中継が始まり、フジファブリックの歌が流れると心弾む。10年前のWBC中継に始まり曲折を経てアーチのかかった縁だけに続いて欲しい。
ドホナーニは各パートを徹底的に薄く研いでメスの刃に仕立て、スコアを開腹手術する。分析とか治療よりとにかく見せる行為にパッションを燃やし、開けた結果は調整せずにガチで突きつける。このアプローチが面白い結果を生んだレパートリーはメンデルスゾーン、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウス、バルトーク、近現代。消化して表現できたオーケストラはクリーヴランド管弦楽団とウィーンフィルハーモニー管弦楽団。本来後者は「円運動」志向の楽団なのでドホナーニの美学(?)と対立するが、それまでも人体組織の中に織り込んで孕ませる指揮者の判定勝ち。
もしドホナーニ指揮、クリーヴランド管弦楽団の「指環」全曲録音(演奏会形式上演を行った後にセッションを組んだ)が完成していたら朝比奈隆のそれと並び立つ、音楽的には対極のユニークな1組になっていた。「ジークフリート」「神々の黄昏」の演奏会形式上演自体は予定通り行われたのか。ライヴ録音が存在するならどのレーベルでも良いから出して欲しい。
ストラヴィンスキー:バレエ≪ペトルーシュカ≫ バルトーク:バレエ≪中国の不思議な役人≫/ドホナーニ指揮、ウィーンフィル
R. Strauss: Salome/ドホナーニ(指揮) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番; ルトスワフスキ: 葬送音楽/クリーヴランド管弦楽団 クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ベートーヴェン(マーラー編): 弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」; ブラームス(シェーンベルク編): ピアノ四重奏曲第1番 / クリストフ・フォン・ドホナーニ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
上記チクルス完結から30余年、日本のオーケストラの実力は上がり、一応オペラハウス(新国立劇場)もできた。しかし日本人指揮者もしくは日本のオーケストラ・歌劇団体による「指環」のCD・DVDは1セットすら出てきていない。悲しく情けない話。裏を返せば1980年代半ばの新日本フィルの実行力に敬服する。
ワーグナー:ニーベルングの指環 全曲<タワーレコード限定> 朝比奈隆
ワーグナー: 前奏曲と聖金曜日の音楽(パルジファルより)朝比奈隆(指揮)、東京都交響楽団
朝比奈隆(指揮)、大阪フィルハーモニー交響楽団/ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より第1 幕への前奏曲
1998年(平成10年)4月、読売日本交響楽団常任指揮者(2007年3月まで)に就いたゲルト・アルブレヒト(1935-2014)。
ベートーヴェンとブラームスの交響曲全集レコーディング、先方からの招待による欧州公演、ヘンツェ作品を始めとする現代作品の初演、ワーグナーやヤナーチェク(演奏会形式)のオペラ公演などの実績をあげた。
またテンシュテット治世のロンドンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターだったデヴィッド・ノーランが入ったことで弦楽器の演奏能力が精度、量感の両面で向上。アルブレヒト効果と内なる改革で読売日本交響楽団はオーケストラとしての方向性が明確になり、音楽ファンからの支持が大きくなった。
その流れは後継のスクロヴァチェフスキ、カンブルランが拡大再生産、平成後期は「読響躍進」の時代だった。
※本稿執筆にあたり元読売日本交響楽団ヴィオラ奏者の清水潤一氏への書面インタビューを行った。清水氏の御協力に心から感謝申し上げる。なお清水氏のインタビュー内容詳細は今後ブログに掲載予定。
マーラー:交響曲第9番/シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団
メシアン:歌劇《アッシジの聖フランチェスコ》/シルヴァン・カンブルラン(指揮) 読売日本交響楽団
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ベルリオーズ:愛の情景~劇的交響曲≪ロミオとジュリエット≫より/スクロヴァチェフスキ、読売日本交響楽団
画像の通り前半は若い2人がクラシックの名曲、後半は御年90歳の北村氏とヴェテランのピアニスト高浜氏によるジャズのスタンダード。北村氏の父君政治郎さん(船舶の無線電話を発明)が東工大で研究していたという話には驚いた。なおピアノの平塚太一は北村氏の孫。
通常高齢の音楽家、特に管楽器奏者(や声楽家)の公演だと「高音はかすれがちで」「音の伸びにかげりが見え」「不安定なところはあった」が「それを補ってあまりある何かを感じさせた」と書き捨てるケースがしばしば。
しかし北村氏の演奏は前置きや但し書きの全くいらない100%現役の音楽だった。柔らかで澄んだ質感、流麗な音の伸び、細かいところの動きのしなやかさ、どこを取っても瑞々しい青春の息吹に満ちていた。もちろん合間のMC含めて立ったまま。若い音楽と佇まいに圧倒され、失礼ながら前半の2人の方が老けた音楽じゃないかと考えてしまうほど。
芸歴ほぼ70年、英米でも活躍してきた北村氏。ぜひ100歳までスウィングし続けてもらいたい。
※文中一部敬称略※
昭和の思い出がよみがえる なつかしのジャズ名曲CDブック (本格アーティストCDブックシリーズ)
ピアノ:ボリス・ベレゾフスキー
ヴァイオリン:ニキータ・ボリソグレブスキー
チェロ:アレクサンドル・クニャーゼフ
いつも通り予習しすぎたせいで楽しめず、開始2分ほどで眠くなった。何とか終わりまで聴き通したがくたびれた。
クララ・ヴュルツ(pf) ドミトリー・マフチン(Vln) アレクサンドル・クニャーゼフ(Vc)/チャイコフスキー: ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」、ラフマニノフ: 悲しみの三重奏曲第1番
チェロ:水谷川優子
ピアノ:黒田亜樹
ピアソラ:デカリシモ(ピアノソロ)
ヴィラ・ロボス:Divagation
ヴィラ・ロボス:黒鳥の歌
ヴィラ・ロボス:カイピラの小さな汽車
ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
大陸ヨーロッパに根を持つ名手同士の共演はお互い伸び伸び弾き、トータルするときっちり着地する。チェロの機動性のある強靭さ、ピアノはかっちり決まったリズム処理の凹凸が聴きものだった。
クラシカルDJ:Aoi Mizuno(水野蒼生)
ダンサー:渡辺理恵、上野可南子、高橋慈生、安楽葵
まずは東京ピアノ爆団やCDによりおなじみのオーケストラリミックスで自己紹介。次に会場を空港のターミナルに見立て(実際似た雰囲気の空間だった)、音楽祭のテーマ「旅」と響き合うダンサーとクラシカルDJの共演。喧噪、天気の急変、男女のさや当てと分かりやすい筋で一篇の立派なモダンバレエ。水野もDJしつつ出国係などを演じる。ブリトゥンの歌劇「ピーター・グライムズ」より4つの海の間奏曲の第1曲「夜明け」、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」とブラームスの交響曲第4番の第2楽章(発売中のCDでも聴ける)の使い方が舞台上の起伏を引き立てた。
締め括りは舞台上が「クラブ」に変身。聴衆をステージに呼び込みリミックスで踊ってもらう趣向。最初はパラパラ上がっていたがいつしか舞台いっぱいの人数が集まり、狂喜乱舞のサラダボール。さりげなく近現代のピクルスを挟むのが水野スタイルでラストもシェーンベルク編のブラームスのピアノ四重奏曲第1番。20世紀作品でひとがこんなに直線的盛り上がりを示すのは空前の事態だろう。
数年前当時10代の水野と偶然出会い、その後彼が東京ピアノ爆団でクラシカルDJを始め、さらにクラウドファンディングでオーケストラ公演を実現、ついに名門ドイツグラモフォンからメジャーデビューするまでの過程を見てきた。
今回水野はLFJ2019で聴衆をステージに引き入れ、共に作り上げる公演を成功させた。ここまでの歩みの一端を知る者として感慨深かったし、瑞々しい才能と早い時期に出会えた幸運に感謝した。彼がこれから一層輝くことを心から願っている。
↓水野の公演やトークを含むLFJ2019の映像はこちら↓
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2579311215430530&id=351714991523508
choku-tn.hatenablog.com
ミレニアルズ-ウィ・ウィル・クラシック・ユー- Aoi Mizuno
※文中敬称略※