アフターアワーズ

山椒系ちょくの切り抜き帖

クラシックコンサート

メニューイン-坂入健司郎【ストリングスのヒューマニティ】

神童から大音楽家への道程 サー・ユーディ・メニューイン(1916-1999)は約70年の音楽人生の後半、指揮活動に力を注いだ。巧みなバトンテクニックは持ち合わせず、響きが整っていない録音も多い一方、生まれ持っての音楽の核心を見抜く洞察眼から導かれた、エ…

【ピアニストが真っ黒焦げ!?】2018/2「東京ピアノ爆団・第3回」ポスター+PV公開

クラシックコンサートポスターの「常識」を吹き飛ばす 先般のブログで指揮者の水野蒼生が主宰する新感覚、かつ正攻法のクラシックピアノライヴパフォーマンス「東京ピアノ爆団」を取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com 公演を約2ヶ月後に控え、webポスター…

テミルカーノフが語るラフマニノフとロシア革命

もう好きなものしか指揮しない ロシア革命は悲劇 ロシアの重鎮指揮者で読売日本交響楽団名誉指揮者のユーリ・テミルカーノフ(1937-)が2018年2月の客演を前に読売新聞のインタビュー取材に応じた(サンクトペテルブルク、モスクワ支局花田吉雄、12月7日朝刊…

2018/2「東京ピアノ爆団」第3回【ライヴハウス+クラシックDJ+超絶ピアノ演奏】

あのO.E.Tの代表が仕掛ける音楽爆弾!? 2017年2月にオーケストラ・アンサンブル東京(O.E.T)を結成、クラウドファンディングにより7月の結成公演を大成功させた指揮者の水野蒼生。彼については何度かブログで取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.h…

福間洸太朗ピアノリサイタル@10/11サントリーホール

緊張から光彩陸離へ 2017年10月11日(水)サントリーホール19時開演 【プログラム】 リスト:オーベルマンの谷(巡礼の年第1年スイスより第6曲) ショパン:ピアノ・ソナタ第3番 -休憩- ラフマニノフ:前奏曲op.3-2 ラフマニノフ:前奏曲op.32より第12番、第13番 …

【曲目構成の難しさ】瀬﨑明日香ヴァイオリンリサイタル@10/9紀尾井ホール

9月26日のブログで取り上げた瀬﨑明日香のリサイタルに足を運んだ。 choku-tn.hatenablog.com オールフルスロットルの難しさ プログラムはモーツァルトのヴァイオリン・ソナタK.296とリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタが前半、後半はラヴェルのツ…

瀬﨑明日香ヴァイオリンリサイタル@10/9紀尾井ホール

線が太くしかも敏捷な音楽の大型奏者 瀬﨑明日香はほんのり色気の漂う美音で骨格のがっしりした力感のある音楽が持ち味のヴァイオリニスト。作品全体の論理を見据える知性があり、しなやかな輪郭の解像度の高い響き。楽想の変化に反応してスパッと切り返す鋭…

扉を開けた者、潜った者【それぞれのO.E.T@7/20"Opening"】

前回のブログで記した通りO.E.T(オーケストラ・アンサンブル東京)の結成記念公演が7月20日に行われた。私は残念ながら当日伺えず、やむなく母を代打に立てたが成功と言える内容だったようだ。 響きの扉を開けた日【O.E.T@7/20"Opening"】 - アフターアワー…

クラシック音楽コンサートは高い?【若いひとにはむしろお得】

特殊なものだけ見て全体をイメイジする愚かしさ 市井やネットでしばしば見掛ける声として「クラシック音楽のコンサートは値段が高い」というものがある。もし面と向かって言われた場合、相手になぜそう思うか尋ねるのだが、すると返ってくる答えは大概こうだ…

響きの扉を開けた日【O.E.T@7/20"Opening"】

とうとうやってきた。2017年(平成29年)7月20日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホール。オーケストラ・アンサンブル東京の結成記念公演。オール・ベートーヴェン・プログラム。当日は予定のプログラムに先立ち、オープニングに指揮者・楽団代表の水野蒼生…

鍵の開いた扉からどうぞ中へ【O.E.T@7/20"opening"】

本ブログで何度か取り上げてきたオーケストラ・アンサンブル東京(O.E.T)の結成記念公演がいよいよ明日7月20日に迫った。 https://twitter.com/o_e_tokyo/status/88709963436717670540人編成のオーケストラが最適なサイズのホールで繰り広げるクラシック音…

若い哲学者+若い音楽家の対話【O.E.Tの先にあるもの】

哲学者の田代伶奈、ピアニストの三好駿、そして指揮者・O.E.T代表の水野蒼生の鼎談。 http://nebulaph.com/dialog/classicalmusic/ 若い音楽家2人がいまクラシック音楽をフレッシュな形で世に問う背景を中心にしながら、それぞれが想う古典を学ぶ意義、古典…

ベートーヴェン:交響曲第3番の棘【O.E.T@7/20"Opening"】

オーケストラ・アンサンブル東京(O.E.T)が7月20日に行う結成披露公演のメイン曲目は楽団代表・水野蒼生が指揮するベートーヴェンの交響曲第3番。 orchestra-ensemble.tokyo O.E.T @7/20"Opening" (@o_e_tokyo) on Twitter この曲はクラシック音楽史上に輝く…

聴衆の実数公表で活性化を【オーケストラ演奏会】

観客動員が問題にされない不可解さ 日本プロ野球は再編騒動を機に毎試合、来場者数の実数公表が行われている。 近年各球団はスタジアムの改修や女性をターゲットにしたグッズの開発など観衆を増やすために多彩な試みを始め、いわゆるカープ女子などの成果に…

いよいよ本番の扉が開く!【指揮者・水野蒼生とO.E.T】

クラウドファンディング成功の先に 指揮者・水野蒼生が代表のO.E.Tが7月20日の旗揚げ公演のために行ったクラウドファンディングは期限内に目標を上回る金額が集まり、見事成功した。 camp-fire.jp 取り上げてきた人間として誠に嬉しく、彼らの意思と行動力を…

凝り性、アイデアマン【O.E.Tが描くすっぴんのベートーヴェン】

指揮者・水野蒼生の率いるO.E.Tが7月20日に行うオール・ベートーヴェンプログラム。 orchestra-ensemble.tokyo プログラム前半は大井駿のピアノと指揮で レオノーレ序曲第1番 ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲 が取り上げられる。 この2曲は音…

1970年-2017年-2020年【万博、東京五輪、ベートーヴェン】

熱狂への序曲 指揮者・水野蒼生が自ら結成したオーケストラ「O.E.T」の旗揚げ公演の曲目に選んだのは全てベートーヴェンの作品。水野はベートーヴェンに対する敬意を率直に明かす。 aoi-muzica.hatenablog.com aoi-muzica.hatenablog.com 今回水野が指揮する…

鍵を開ける者の素顔【インタビュー記事から見る指揮者・水野蒼生】

日本の音楽雑誌に載るインタビュー記事の殆どはつまらない。 なぜならば聞き手が質問したいことを質問していない、インタビューされる側も本当に話したいことを話していないから。 例外はROCK AND READくらい。 ROCK AND READのブログ 特にクラシックのそれ…

クラシック音楽の鍵を開ける!【指揮者・水野蒼生とO.E.T】

ザルツブルク留学中の指揮者、水野蒼生は選び抜いた仲間たちとO.E.T(オーケストラ・アンサンブル東京)を設立し、7月20日に結成披露公演に臨む。そのための資金調達をクラウドファンディングで試みていることから注目が高まり、7月始まって早々日経スタイル…

デュオ・リサイタル【巨匠が愛したピアノたち】

2017年6月19日 紀尾井ホール 江口玲(ピアノ) 阪田知樹(ピアノ) 〔使用ピアノ〕 ニューヨーク・スタインウェイ1912年製「CD75」 :長年貸出ピアノとして使用され、1970年代以降ホロヴィッツ専用に。結果的に痛恨事(「ひび割れた骨董品」〔吉田秀和〕)とな…