アフターアワーズ

文化・社会トピック切抜き帖

トム・ワトソンのメンター逝く

元USGA会長のサンディ・テイタムが6月22日に逝去した。96歳だった。
http://www.usga.org/content/usga/home-page/articles/2017/06/former-usga-president-frank--sandy--tatum-dies.html

テイタムの半生や会長としての業績は上記リンクのページに詳しいので繰り返しは避ける。
私がテイタムの名前に親しんだのは敬愛するプロゴルファー、トム・ワトソンのキャディだった故ブルース・エドワーズの評伝にワトソンのメンターとして登場したから。

天国のキャディ―世界で一番美しいゴルフの物語 https://www.amazon.co.jp/dp/4532165709/ref=cm_sw_r_cp_apa_3BCzzbMFQ28RM
2006年邦訳刊行(原書刊行2004年)の本書はエドワーズのストーリーであると同時にワトソンの半生記、ツアーにおけるキャディの位置付けを描いた作品としても読める好著。

そして私はこの本に書かれているテイタムとワトソンの関係から「メンター」という存在を初めて知った。最近日本でもポピュラーになってきた言葉だが当時は馴染みがなく、興味深く受け止めたのを覚えている。

ハーディングパーク・ゴルフコースの整備に尽力するなどゴルフの普及、発展に尽力したテイタム。ワトソンはテイタム逝去の翌週開催の全米シニアオープン(USGA主催)で予選を通過してみせた。
※文中敬称略