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山椒系ちょくの切り抜き帖

国民栄誉賞の新規授与は停止が妥当【顕彰・叙勲で対応を】

1977年に王貞治氏が通算756号の本塁打を放った時、当時の福田赳夫内閣が王氏への表彰を求める世論に押され、窮余の一策としてひねり出したのが国民栄誉賞。プロのアスリートに対する顕彰・叙勲の例がなかった時代、新たに内閣の胸先三寸であげられる賞の創設で急場をしのいだ。

あれから40年。顕彰・叙勲のありかたは様変わりした。明確な基準のある内閣総理大臣顕彰の対象は拡がって女子プロゴルファー、力士、レーシングドライバーに贈られている。またプロ野球のOBやプロゴルファーが叙勲されたり、文化功労者に選ばれるのも普通になった。国民栄誉賞はいわば過渡期の産物であり、もう役割を終えた。新期授与は停止し、既存の顕彰や叙勲をうまく活用するのが筋。

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