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山椒系ちょくの切り抜き帖

文部科学省の対応は妥当【「前川講演」調査について】

前川喜平氏はいわゆる「天下り問題」で文部科学事務次官を事実上更迭、その後懲戒処分が下っていたら停職相当とされた。退官後、安倍内閣や文部行政に関して独自の見解をあちこちで披露している。素晴らしい考えをお持ちなら、なぜ在職中に天下りの斡旋にかまけず、大臣に研究会の設置を提案するなどの具体的行動を取らなかったのか。

また前川氏は在任中に「貧困問題の調査」と称して未成年の女性が働く店を度々訪問した。しかし貧困問題は厚生労働省の所管であり、他省庁の事務方トップの事務次官が調査に乗り出すのは明らかに越権行為。貧困問題に関して厚生労働省と連携したければ大臣に進言して、政策面での連携の可能性を探るのが常道。スパイまがいのことをするのは組織人として失格。

つまり前川氏は無能で組織人としての資質も乏しかった元官僚。そんな人物を中学校に招き、日本の未来を担う子供たちの前で講演させたのは明らかに不適切。文部科学省が外部からの指摘を受けて調査に乗り出したのは当然のこと。もちろんこれは異例の調査であり、何でも穿るようなら行き過ぎだが、各学校がどういう人間が講師にふさわしいか、改めてじっくり考える好機になればいい。

今回の件を見てもいまの日本の公教育がいかにダメかよく分かる。当該中学校の校長の顔は不細工でだらしなく、言葉にも人間的深みが全く感じられなかった。