現在最も大胆に作品の美の核心を描くピアニスト、それが阪田知樹(1993年生まれ)。
19歳で2013年第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールファイナル進出、2016年にはフランツ・リスト国際ピアノコンクール(ブタペスト国際音楽コンクール)優勝を果たした。
阪田知樹はスコアを徹底解析の上、全体の骨格に留意しながら1音も「流す」ことなく強弱明暗硬軟を吟味して弾き込み、作品の宿すエネルギーと色彩美を千変万化の力感あふれる響きに昇華させる。その引き出しの多さはライヴで接すると息をのむ。
また作曲家でもあり、2018年1月にはサックスの上野耕平とのデュオ作品が話題をさらった。
3/17にJ-WAVEの番組に出演、ギタリストの村治佳織と楽しいトークを繰り広げた。東京・神奈川に住まいの方なら下記リンクから3/24まで後聞きが可能。
普段はハノーヴァーで研鑽中だが5月に来日公演を予定している。ラザレフ指揮、日本フィルとのシューマンのピアノ協奏曲という聴き逃せない顔合わせも。
http://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=C4230046
これから100%どんどん注目される逸材なので今からじっくり聴き込みたい。
※文中敬称略。
Virtuosity - The Fourteenth Van Cliburn International Piano Competition