アフターアワーズ

文化・社会トピック切抜き帖

My Favorite Things

2024年1月14日(日)/ ザ・シンフォニカ 第75回定期演奏会

View this post on Instagram A post shared by Tadashi Nakagawa (@choku_nakagawa) ミューザ川崎シンフォニーホール 指揮:海老原光 ~曲目~ エルガー:創作主題による変奏曲《エニグマ》から第9変奏「ニムロッド」(故・飯守泰次郎に献奏〔拍手なし〕) …

【2024年(令和6年)1月13日】2023年10月中旬以降鑑賞公演まとめ

あけましておめでとうございます 新年早々災害や事故が相次ぎ 胸の痛む日々が続いています 苦しい状況に置かれている皆様 お見舞い申し上げます どんな投稿から始めるか 正直迷いました 表題の通り 2023年終盤に行った公演を写真で振り返ります 10月13日(金…

【My favorite things special】2023年クラシック音源私的ベスト10

本年もスロー更新のなか、御覧下さった皆様ありがとうございました。 昨年同様、クラシック音楽の音源からマイベスト10を(順不同・敬称略)。 トーマス・ダウスゴー(指揮)、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団 / ブルックナー:交響曲第4番〔1878・80年稿…

2023年10月11日(土)/ 坂入健司郎指揮、タクティカートオーケストラ

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) 説得力ある補筆 表現から感じた作品との向き合い方の世代間ギャップ タクティカートオーケストラ×坂入健司郎 ブルックナー交響曲特別演奏会 ~曲目~ アントン…

第77回読書週間(10月27日~11月9日)に読んだ本

読書週間については下記リンクを御覧下さい。 choku-tn.hatenablog.com www.dokusyo.or.jp そら、そうよ ~勝つ理由、負ける理由 作者:岡田 彰布 宝島社 Amazon 2014年刊行 タイガース監督(第1次)辞任から6年後、その後就任したオリックス監督更迭の2年後の…

2023年9月18日(月・祝)/ シュッツ・コレギウム・ニッポン「命をうたう」

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) www.instagram.com 気鋭の二刀流に誘われて 日頃あまり縁のない合唱の演奏会に足を運んだのは、ピアニストの松本陽さんからご案内頂いたから。 1998年生まれの…

2023年5月27日(土)/パシフィックフィルハーモニア東京

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) パシフィックフィルハーモニア東京 第157回定期演奏会 東京芸術劇場~プログラム~シューベルト:交響曲第5番-休憩(20分)-シューベルト:交響曲第8(9)番「…

2023年4月30日/尾高忠明指揮、読売日本交響楽団、グザヴィエ・ドゥ・メストレ〔ハープ〕

今週のお題「何して遊ぶ?」 View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) 読売日本交響楽団 第258回日曜マチネーシリーズ@東京芸術劇場 尾高忠明(指揮) ~プログラム~ グリエール(1875-1956):ハー…

2023年2月18日/米田覚士指揮 ユニコーン・シンフォニー・オーケストラ【若人から先人へ】

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) オーケストラの成り立ちについてはこちらを御参照あれ。 twitter.com Unicorn Symphony Orchestra 橋本國彦の交響曲第1番の第1楽章はヴァイオリニスト出身ゆえ…

2022年の年間・読書メーターまとめ

2022年の読書メーター読んだ本の数:31読んだページ数:9327ナイス数:123絶筆の感想タイトル通り最晩年の短編を集めた遺稿。今後未発表作の発掘可能性はあるが最後の「新作」集。「死」の想念がたちこめる一方で著者特有の「生」への執着、俗っぽくいえば往…

2022年12月の読書メーターまとめ

読んだ本の数:2冊 読んだページ数:592ページ ナイス数:4ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら-> https://bookmeter.com/users/1322231/summary/monthly/2022/12 絶筆 作者:石原 慎太郎 文藝春秋 Amazon 親愛なるレニー: レナード・バーンスタインと戦後日…

【謹賀新年】ウィーン・フィル ニューイヤーコンサートの過去と現在

あけましておめでとうございます。いつも御覧の皆様ありがとうございます。 クラシック音楽や書籍を中心に読んだ方の文化的感性を少しでも刺激する発信ができればと存じます。 新年最初の記事のテーマはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコ…

【My favorite things special】2022年クラシックCD私的ベスト10

本年もたくさんの方々に御覧頂き、ありがとうございました。 note中心になっていますが、クラシック音楽をはじめとする少し軽い話題の発信はこちらで継続できればと存じます。 皆様、よいお年をお迎え下さい。 note.com さて今回はタイトル通り2022年(令和4…

生誕95年 指揮者ベルティーニ随想

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) ガリー・ベルティーニ(1927~2005)と出会ったのは1996年11月、シュトゥットガルト放送交響楽団との来日に際してタワーレコード渋谷店で行われたインストアイ…

第76回読書週間(10月27日~11月9日)に読んだ本

投稿の趣旨は昨年の記事を御覧ください。 choku-tn.hatenablog.com View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) アシモフの雑学コレクション (新潮文庫) 作者:アイザック アシモフ 新潮社 Amazon View thi…

【2022年7月】読書メーターまとめ

7月の読書メーター読んだ本の数:2読んだページ数:563ナイス数:8海の家族の感想表題の通り海、家族の絡み合う業が綴られた短編集。シンプルな文体に潜む棘のある余韻。遭難者からヤマトタケルまで想像の幅は広いが、いずれの作品も死に対する視座、死の香…

【My favorite things special】2021年クラシックCD私的ベスト10

今週のお題「買ってよかった2021」 本年もたくさんの方々に御覧頂き、ありがとうございました。これからもクラシック音楽をはじめとする文化全般について皆さんの想像を喚起する発信ができればと存じます。どうか皆様、よいお年をお迎え下さい。 さて今回は…

【CDレビュー】ハイメ・ラレード〔ヴァイオリン/ヴィオラ〕80歳記念ボックス

View this post on Instagram A post shared by Tadashi Nakagawa (@choku_nakagawa) 先般日本人ピアニストの入賞で話題を呼んだエリザベート王妃国際音楽コンクールは毎年ピアノ、ヴァイオリン、チェロ(2017年に作曲部門が廃止されて代わりに導入)、声楽…

【コラム掲載】「東大王」鈴木光さんとクラシックCD

View this post on Instagram A post shared by Tadashi Nakagawa (@choku_nakagawa) フリーマガジン「intoxicate」#149に掲載したコラムがネット掲載され、早々と多くの方に御覧頂いている。嬉しくありがたい話。 mikiki.tokyo.jp 筆者が推薦したセルの東京…

【謹賀新年:My favorite things special】2020年クラシックCD私的ベスト10

あけましておめでとうございます。昨年もたくさんの方々に御覧頂き、ありがとうございました。少しでもクラシック音楽をはじめとする文化全般について皆さんの想像を喚起する発信ができればと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。 さて2021年(令和3…

ベートーヴェン生誕250年とセル没後50年に寄せて【「ハートをもった独裁者」の音楽的故郷は】

open.spotify.com 「エグモント」序曲、ピアノ協奏曲第3番(フィルクシュニー〔p.〕)、交響曲第3番 1963年8月4日、チェコ・フィルにとってザルツブルク音楽祭初参戦機会のライヴ録音。 当時アンチェル治世下で相当鍛えられていたはずのチェコ・フィルだが、…

佐藤晴真CDデビュー【「日本人のチェリスト」の概念を覆す異次元の才能】

tower.jp 間違いなく日本はチェリスト大国のひとつに数えられる。齋藤秀雄(小澤征爾の師として知られるが元々チェリスト)から始まり堤剛、安田謙一郎、岩崎洸、徳永兼一郎、藤原真理など数々の名人上手がいた。一方でその殆どが日本人の日本人による日本人…

More→逆しまな歯車を仮面が嗤う。【黒田玲兎が加わり面目一新】

キーボード・ピアニスト、作編曲家、詩人、ヴォーカル、演者…多彩な才能を縦横無尽に反射させ、艶と翳の響き合う音楽世界を繰り広げる黒田玲兎については以前から取り上げてきた。 彼が6月に「逆しまな歯車を仮面が嗤う。」というバンドのメンバーになった。…

大平正芳没後40年【運命に殉じた謙抑の政治家】

「権力はそれが奉仕する目的に必要な限りその存在が許されるものであり、その目的に必要な限度において許されるものだということだ」「国民は百利を興すことに汲々たる大臣よりは、一害を除くことに心胆をくだいてくれる大臣をもとめているのである」1980年6…

※6/14まで+web展示あり※現代印象派画家KOH個展【放射する光に包まれる】

Login • Instagram 今までは光に向かってエネルギーの結実する、見る側が吸い込まれていく画風だったが、最近は中心から光が放たれ、見る側を包容する雰囲気に感じる。細部の磨き込みもより洗練度を増した。クールな感触に愛おしさ、暖かみが宿る。 6/14まで…

生誕100年、西本幸雄さんの「私の履歴書」【「育てて」「勝てる」稀有な名将】

2020年4月25日、本来なら元プロ野球監督(大毎/阪急/近鉄)の西本幸雄さん(1920年4月25日~2011年11月25日)の生誕100年記念試合が開催予定だった。残念ながらプロ野球の開幕延期により中止となったがこの記念日に寄せて生前日本経済新聞の名物コーナー「私…

追悼サー・スターリング・モス【大快挙と「騎士道」】

2020年4月12日に90歳で逝去した元レーシングドライバーのサー・スターリング・モスは1950年代から1960年代初頭にF1世界選手権とスポーツカーレースで活躍。F1では66戦に出走してモナコグランプリ3勝を含む通算16勝、1955年~1958年の4年連続でドライバーズラン…

八坂公洋のセカンドアルバム【日本・カナダの現代ピアノ音楽を色鮮やかに】

八坂公洋はトルドー現・カナダ首相、2015年ショパンコンクール第2位シャルル・リシャール=アムランなどを輩出したカナダの最高学府マギル大学出身のピアニスト。モントリオールを拠点に活動している。近現代の音楽や日本人作品の演奏をライフワークとし、2014…

水野蒼生の衝撃再び【ベートーヴェン「運命」に新たな装いを施す】

クラシカルDJ水野蒼生(@aoi_mizuno_official )が放つ衝撃第2弾。今回はベートーヴェンの「運命」などを再創造。3/25リリース。https://open.spotify.com/album/2fkEuieEFUKU2u6iTOIcTP?si=LXBI0Q2GSgiY55yHhNPpWw#水野蒼生 #beethoven250 #beethoven2020 #be…

ミツモトケイスケ写真展「INCENSE」【移ろう魅力】

今週のお題「うるう年」 4年に一度の2月29日、こちらを訪れた。 敬愛する写真家、ミツモトケイスケさんの個展「INCENSE」に。時と光の流れ、そこにある空気を可視化する才。学芸大学駅近くのmonogram(2F gallery)にて3/1 16:00まで。#写真家 #個展 #写真展…