アフターアワーズ

文化・社会トピック切抜き帖

11/2:コクミンテキギロン☆しようSP@shibuyacast【党派性を超えた共通認識】

本日はこちら。ひとりひとりの視点、方向性をじっくり聞けて自身の見解を磨き、考察を深める機会となった。御三方と運営者の皆様に感謝します。#コクミンテキギロン #コクギ #渋谷キャスト #石破茂 #玉木雄一郎 #山尾志桜里 #令和元年 #2019年 #11月2日 イヴ…

10/27:黒田玲兎11周年live「ウサギノユメ11」【成熟の異空間】

今夜はこちら。熟成感のある腰の下りた線が太く彫りの深い音楽が空間一杯にたちこめた。共演ドラムも生まれ変わったサウンドポリシーに合致していた。#黒田玲兎 #kurodalate #10月27日 #2019年 #令和元年 #真昼の月夜の太陽 #東新宿 #ライヴハウス #ヴォーカ…

10/13:園田高弘MemorialSeries「ロマン派撰集」【ときに麗々しくときにしっとり】

本日はこちら。実力、特徴ある奏者が集って奏でたシューマン夫妻、リスト、ブラームス。骨格、音色感のしっかりした好演が連なる心地よい時間だった。#園田高弘 #園田高弘メモリアル #園田高弘memorial #園田高弘memorialseries #classicalmusic #クラシック…

9/27:井上道義指揮、日本フィル、アリス・紗良・オット【リズムと風土感の反射】

昨夜はこちらでした。ズバッとした鳴りと弦の強靭で密度の濃い弾きっぷりは指揮者の手腕。ソリストは録音より遥かに好印象。持ち前のリズム感、反射神経の良さに加えて優雅な香りや艶もあった。#井上道義 #アリス紗良オット #日本フィルハーモニー交響楽団 #…

2020年から阪田知樹が展開するピアノ宇宙【ベートーヴェン-リストから遥かに】

解像度の高いタッチによる陰陽の色彩美が明滅する強靭かつ彫りの深い表現で作品の核心を射抜くピアニスト、阪田知樹については幾度か取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com そしてベートーヴェン生誕250年の2020年6月から阪田知樹は…

※告知※2019/10/13第6回園田高弘Memorial Series「ロマン派撰集」【没後15年】

日本が生んだ偉大なピアニスト園田高弘(1928-2004)の遺徳をしのび、ゆかりのあったピアニストがリレー方式で演奏を披露するコンサートが今年も行われる。 2018年のコンサートの様子。 choku-tn.hatenablog.com 2019年のテーマはロマン派撰集。生前の園田が…

※告知※2019/8/31坂入健司郎指揮、川崎室内管弦楽団【荘村清志との共演が実現】

「音楽のまち・かわさき」からの発信を掲げて活動する川崎室内管弦楽団については過去にも取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com 来る8月31日に第3回の演奏会を行う。 twitter.com 曲目は以下の3曲。 スカッ、パリッ、ズシン。オー…

【夏休みスペシャル】F1いにしえの夏の高速バトル10選

かつてのF1世界選手権ではポールリカール、シルバーストーン、ホッケンハイム、エステルラリヒリンク、ザントフォールト、モンツァと夏~初秋に高速コースの連戦が組まれた。バトル、心理戦、サバイバルなどが繰り広げられ、タイトル争いを左右するケースも…

【夏休みスペシャル】タクトの残影~元ヴィオラ奏者の語る平成の読響

はじめに 前史:昭和末期から平成初期の読響 ゲルト・アルブレヒト:躍進の立役者 ゲンナジー・ロジェストベンスキー:マジシャン スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:偉大な音楽の体現者 終わりに:「令和の読響」へ アンコール:マゼールの「復活」の思い出 はじ…

7/31:井上道義指揮、読売日本交響楽団【令和最初の名演に出会う】

近年最高のコンサート。リズムの論理的処理の上で各パートは美麗に磨き込み、峻厳な響きを構築、展開した。第3楽章冒頭の低弦の刻みから高弦への移行の精妙さは身震いするほどで録音には収まらない水準。読響の強靭で機動力もあるアンサンブルが指揮者の求め…

渋野日向子選手2019全英女子オープン優勝【日本人のメジャー優勝の近道は巡り合わせと運】

1986年全英オープン、中嶋常幸選手は第3ラウンドを終えて首位と1打差につけ、グレッグ・ノーマンとの最終組で最終ラウンドを迎えた。当日の朝、解説者の戸張捷氏は中嶋選手からセーターを着てスタートするか、脱いでいくか相談されたという。その言葉にのしか…

天才ヴァイオリニスト鍵冨弦太郎、13年ぶりのソロアルバム【身につけた艶とスケール】

2003年日本音楽コンクール第1位に輝き、翌年メジャーデビューした鍵冨弦太郎。小澤征爾や秋山和慶から絶賛された瑞々しくスピード感のある音楽作りは聴き手の心をつかみ、将来の大器と目された。 一時のブームを経て2010年以降は華々しいソリスト活動より室…

【7/15まで開催】現代印象派画家KOH新作展@六本木Kristal&Glam

現代印象派画家KOHさんの新作展に。光と水の繊細な反映が美しい。写真だと陰陽の濃淡の微妙さや色彩の凹凸は全く伝わらないので是非実際に見て欲しい。六本木Kristal&Glamで15日まで12:00-20:00。#画家 #現代印象派 #画家koh #KOH #新作個展 #新作 #kristalg…

「時の雫」「閃光」「Sugar!!」【わたしの好きな歌】

今週のお題「わたしの好きな歌」 GLAY「時の雫」 陰影の深さ、人生のひだを優しく描き出す質感、叙事詩的拡がり。一度聴いたら身体に染み込み、何度聴いても胸が熱くなる。心の歌とはこういう曲を言う。 GLAY / 時の雫 rare collectives vol.3 [2CD+DVD…

※拙稿掲載PR※intoxicate#140【マゼール、渡邉康雄、山本貴志】

上記フリーマガジンに以下3タイトルのレビューを寄稿。 ①ロリン・マゼール指揮、読売日本交響楽団/マーラー:交響曲第2番(読売日本交響楽団) 各パートの鳴りは身を切り裂く鋭利さ、それを組み合わせ、積み重ねてフィナーレは陰陽光陰が稜々と響き渡る。読響…

M.エルマンの弾くベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲【「オレ流」を通せた時代】

クラシック版「笑ってはいけない」。ヴァイオリンでこんな音の曲げ伸ばしをやるなんて。カデンツァは古老の小咄。平然とバックを構築するショルティは大したタマ。#エルマン #ショルティ #ベートーヴェン #ヴァイオリン協奏曲 #クラシック音楽 #ユニバーサル…

美空ひばり×小椋佳の綴った心の旅【没後30年に寄せて】

小椋佳氏が失恋した男性の旅という設定で4月から3月までの1年間を描いたいわば連作歌曲集。美空ひばりはとりわけ詩を気に入ったという。しっとり心を濡らす歌。#美空ひばり #旅ひととせ #紫陽花 #日本コロムビア #小椋佳 #セッション録音 #歌謡曲 #spotify #…

2019年もプロ野球を彩るフジファブリック【"overwrite"】

今年もJ-SPORTSプロ野球中継のテーマ曲はフジファブリック。#フジファブリック #オーバーライト #overwrite #sonymusic #spotify #jpop #jsports #プロ野球中継 #テーマソング J-SPORTSプロ野球中継が始まり、フジファブリックの歌が流れると心弾む。10年前…

コヴァセヴィッチ〔ピアノ〕/バルトーク:ピアノ協奏曲【原稿作成が捗る曲!?】

1番、2番の面白さ、カラフルな魅力を教わった。コヴァセヴィッチの名前にビショップがついていた頃。こちらの俵氏の著作で早くから知っていたが最近初めて聴いた音源。https://www.instagram.com/p/BgMAtgTnG-s/?igshid=maubqg12vd41 #バルトーク #ピアノ協…

C.von.ドホナーニ指揮、クリーヴランド管弦楽団/ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」【未完の名盤】

橋のかかる場面で実際の雷鳴音をインサート。各パートを極薄の刃に研ぎ、スコアの外科手術。臓器の働きや血流までよく見えること。歌手の声の演技も上々。#ラインの黄金 #効果音 #ドホナーニ #クリーヴランド管弦楽団 #decca #セッション録音 #ユニバーサル…

朝比奈隆指揮のワーグナー「指環」【時を経てますます重みが増す壮挙】

朝比奈隆指揮、新日本フィルハーモニー交響楽団/ワーグナー:楽劇「ニーベルンクの指環」全曲(山野楽器)1984年~1987年に1作ずつ行われた演奏会形式公演のライヴ録音。オール日本人キャスト、スコアの指定通りの楽器編成による。もちろん原語(ドイツ語)。…

没後5年ゲルト・アルブレヒト【読響躍進の貢献者:1935-2014】

View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) www.instagram.com 硬く締めたサウンドでスパッと一刀両断。フィナーレのコーダ、最後の最後にプッシュかけて重いアッパーが入るのにドッキリ。#ブルックナー …

5/9:北村英治ほか「即興の精神」@東京工業大学【音楽における「若さ」を想う】

北村英治さんに脱帽。伸び、艶やかさ、音の敏捷性の全てが完全現役の音楽。100歳までスイングしてほしい。#北村英治 #90歳 #ジャズ #クラリネット #東京工業大学 #東工大 #大岡山 #5月9日 #2019年 #令和元年 #驚異 #高浜和英 画像の通り前半は若い2人がクラ…

5/3@LFJ2019第1日【トリオ/水谷川優子/Aoi Mizino】

久々の参戦。No.123のベレゾフスキーたちによるチャイコフスキーのトリオを聴いた。疲れた。#ラフォルジュルネ #東京国際フォーラム #ホールb7 #2019年#5月3日 #令和元年 #ベレゾフスキー #チャイコフスキー #ピアノ三重奏曲 #クラシックコンサート #クラシ…

『高松宮日記』【「天皇の弟」の複雑さ】

高松宮宣仁親王『高松宮日記』(中央公論社;1995年~1997年)昭和天皇の弟が1921年~1947年まで書き残した日記。第1巻で頻出するいわゆるお付きへの辛辣な所感が面白い。日記の公刊に同意した喜久子妃殿下が「これは当事者の遺族に申し訳ない」と憂慮したほ…

実演でこそわかる魅力と難しさ【2019/4/12@信時潔:交声曲「海道東征」コンサート】

本日はこちら。#4月12日 #平成31年 #信時潔 #海道東征 #大友直人 #東京フィルハーモニー交響楽団 #東京芸術劇場 #クラシックコンサート #クラシック音楽 アンコール。日頃のコンサートと客層がまるで違った。#大友直人 #東京フィルハーモニー交響楽団 #信時…

声とピアノのダイヤモンドが輝き合う【2019/7/18:西村悟&阪田知樹デュオリサイタル】

2016年フランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝以降、進境著しいピアニスト阪田知樹については幾度か取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com そして元号も「令和」に変わって迎える7月、テノールの若手注目…

「予習病」が災いして【2019/3/10@坂入健司郎指揮、東京ユヴェントス】

3月10日はこちらに。ほぼ満員の盛況。ご同慶の至り。#坂入健司郎 #東京ユヴェントス #東京ユヴェントスフィルハーモニー #第一生命ホール #第18回定期演奏会 #ベートーヴェン #ストラヴィンスキー #ラヴェル #石上真由子 #クラシック音楽 #コンサート #オー…

intoxicate#138「俵孝太郎のクラシックな人々」【”ドボコン”の思い出】

俵孝太郎氏イチオシ。L.ヘルシャーはかつて朝比奈隆や園田高弘と共演した。朝比奈さんいわく「よく呑みました。下手だったけど熱演型で面白かったな」。いや、下手ではないと思う(笑)。キューンとした内に向かって語る音色。カイルベルトのバックは活気ある…

違う土俵に立つ相手との対話は無益【沖縄県+沖縄県民/韓国】

日米両政府は普天間飛行場と那覇空港から那覇市内までの米軍施設を日本側へ返還するために既に米軍施設のあるキャンプシュワブを拡張して移設することにした。何もないところに基地が作られるわけではないし、基地が増えるわけでもない。 一方、沖縄県と沖縄…