あけましておめでとうございます。
2017年6月末から初めて半年余り、昨年中お読み下さった全ての皆様に感謝します。本年も御高覧頂ければ幸いです。
1月1日といえばウィーン・フィルハーモニー管弦楽団恒例のニューイヤーコンサート。幾多の名指揮者が登板し、ライヴCD・DVDも発売されている。その中で一点選ぶなら1987年のヘルベルト・フォン・カラヤン。ソリストとして当時人気絶頂のキャスリーン・バトルが花を添えた。男性合唱団以外のゲストが出演したのは空前絶後。
これぞウィンナワルツ、これぞニューイヤーコンサート。柔らかくエレガント、どこかはかない透明感。被せ物の味付けではなく音楽が自ら動き出し、リズムを刻む。ウィンナワルツが日々の音楽としてあった時代を生き、愛着持っていた指揮者ならではの音楽。
カラヤンの最初で最後の登場とライヴCDの反響から「ニューイヤーコンサート」は世界ブランドとなり毎年ライヴCDが発売される流れができた。でもカラヤン級の余韻は誰も産み出せない。強いて挙げればカルロス・クライバー、ジョルジュ・プレートルはインパクトあった。
http://tower.jp/item/2171381/New-Year's-Concert-1987----Herbert-Von-Karajan(cond),-Vienna-Philharmonic-Orchestra,-Kathleen-Battle(S)
http://tower.jp/item/1590103
http://tower.jp/item/2656416/New-Year's-Concert-2010---Georges-Pretre,-Vienna-Philharmonic-Orchestra