1月のブログでモーツァルト没後200年の1991年にヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ウィーン交響楽団が中心となって武道館で行ったオールモーツァルトプログラムのことを記した。
1991年9月11日~13日に開催されたようだが他にも映像がザクザク出てきて相当な規模だったと分かる。ピアノのブッフビンダー、テノールのアライサ、ソプラノのマクロウリンなど大物ソリストを招いて交響曲、協奏曲、オペラハイライト、声楽とモーツァルトの幅広いジャンルの名曲を網羅。サヴァリッシュのノリも良く単なるお祭り演奏にとどまらない充実の好演ばかり。
実体験したものとしては2002年に当時読売日本交響楽団常任指揮者のゲルト・アルブレヒトが読響の創立40周年記念として3日間の「モーツァルト・グランド・ガラ・コンサート」を行っており、これは素晴らしかった。
読売日響モーツァルトガラ(個人サイトに記されたプログラムリスト)
しかし規模、ゲストの顔ぶれの観点で見るとサヴァリッシュのモーツァルトフェスティバルが遙かに上。バブル絶頂期の1991年の「モーツァルト狂騒曲」ならではの一大イヴェントだった。
Wolfgang Sawallisch in Prague/モーツァルト「ジュピター」ほか