アフターアワーズ

文化・社会トピック切抜き帖

柳田悠岐外野手サイクル安打達成【振れて走れる魅力】

トリプルスリーでブレイクした時、ホークスのフロントの方がテレビで話していた。「ドラフトの際、(現スワローズの)山田とどちらを指名するかでスカウトが割れた。そこで王会長に判断を仰いだ。会長は《どちらが遠くに飛ばすんだ?》と問い、私が《柳田です》と答えたら、《じゃあ柳田だ》と会長が言って決した」。

毎年リーグ優勝、日本一が目標の「常勝軍団」の主力に座り、ボールを見極めながらもシャープかつフォローの長いスウィングができるのは元々の素材はもちろんだが、やはり地道な身体作りの賜物だろう。あれだけの体躯にしてスピード、しなやかさを保っているのだから。

日本プロ野球史上65人目、70回目のサイクルヒットをテレビの生中継で見られたのは幸いだった。選手会長は大変だろうが平成最後の三冠王に期待。

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21日の試合は中田賢一投手(8回無失点)、田中正義投手(9回1イニング無失点2三振)のピッチングも堅調で今季初めて安心して見られた。田中正義投手は惚れ惚れするいい身体、いい球。ものが良いのだから自信を持って余計なことは考えず、しっかり腕を振ればおのずと結果はついてくる。少し緊迫した場面での投球が見たい。