あの野村克也氏の故郷、京都府の丹後半島で育ち、高校卒業後にクロアチアへ留学。その後「逆輸入系」として日本デビュー、以来演奏やクロアチア音楽の紹介を活発に展開しているピアニスト安達朋博。華やかな舞台姿とガッツあふれる演奏でコアなファンが多い。 彼は息の長いピアニスト人生を見据えて年に1度、あらゆる能力がテストされるプログラムのリサイタルを行ってきた。今年も9月25日に杉並公会堂で開かれる。
ライフワークにしているクロアチアの女流作曲家ペヤチェヴィッチのピアノソナタで始まりモンポウ、ショパン、シューマンの名曲が並ぶ。瞬発力、叙情性、強靭さ…あらゆるものが求められる曲目をどう弾き抜くか、ドキドキの一夜となるはず。
※奏者の意向によりショパンの幻想ポロネーズが舟歌、シューマンのフモレスケはブラームスのピアノソナタ第2番にそれぞれ変更された。当日のアンコール曲はベートーヴェンの「エリーゼのために」。(9/26追記)