2018年は生誕100年。あまり盛り上がらず。
クラシックを聴き始めた1995年頃、バーンスタインの録音中でマーラーに次いで評論家筋の支持を集めていたのがWPhとのベートーヴェン、ブラームス。しかし21世紀に入ってからは殆ど見向きもされてない。
正直シンフォニーとしては弱い。部分部分できれいな成分はあるが散漫。第1、2、4楽章のどれかを肉切りして単独作品で送り出すか、再構成して20分程度の交響詩もしくは幻想曲にまとめていたら違ったかも。
逆にこの15年ほど、かつて粗っぽいと揶揄されたソニー時代の録音が「セッションなのにライヴ感がある」「熱いが晩年のようにくどくない」と再評価されている。
シューマン:交響曲第3番「ライン」&第4番他<期間生産限定盤>
ワルキューレの騎行~ワーグナー:管弦楽曲集<期間生産限定盤>
ブリュンヒルデの自己犠牲~ワーグナー名演集<期間生産限定盤>
ゴルトマルク:交響曲 第1番「田舎の婚礼」他<期間生産限定盤>
ドヴォルザーク:交響曲第7番 スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より|交響詩「モルダウ」<期間生産限定盤>
上記CD収録のバッハ。よくこんな顔ぶれが成立したものだ。
1976年10月17日、バイエルン放送交響楽団との国際アムネスティコンサート。強靭で包容力のあるサウンド。ここから次第に苦渋の晩年。
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第4番, 交響曲第5番, 他<タワーレコード限定>
1983年11月、バイエルン放送交響楽団とのブタペスト演奏旅行。7年で体形が一変。
1985年9月7日、IPOを振ったザ・シンフォニーホール(大阪)でのライヴ収録。愛おしい瞬間はあれど殆ど個人的音楽。ラストのティンパニ追加はいささか悪趣味。
1985年8月6日、ECユースオーケストラを指揮した広島郵便貯金ホールでのライヴ収録。ちょっと「?」な選曲だが老眼鏡姿で楽譜に目をやりながら自作と向き合う姿に不思議な感慨を覚える。