ピアニスト髙橋望についてはこちらを参照。
昨年にデビュー20周年を迎え、毎年1月恒例のゴルトベルク変奏曲がメインのコンサートも10年連続10回目となった。
上記の通り、今回は当方の事情でモニター越しとなったが、毎年同じ作品を取り上げて、ディテールの透明性、作品の論理を可視化するかっちりした構築といった表現の骨子は変わらないが、どこか違う側面を聴かせる。
この日は冒頭からラストまでなだらかなアーチのかかる響きの稜線の美しさが画面越しにも感じられた。
幸いアンコールはホールで聴けて短いなかに奏者の探究心が伝わった。