本年もたくさんの方々に御覧頂き、ありがとうございました。
note中心になっていますが、クラシック音楽をはじめとする少し軽い話題の発信はこちらで継続できればと存じます。
皆様、よいお年をお迎え下さい。
さて今回はタイトル通り2022年(令和4年)にリリースされたクラシック音楽のCDから私の選んだベスト10を御紹介(順不同・敬称略)。
- ヨーヨー・マ(チェロ)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックほか/ギャザリング・オブ・フレンズ(ソニークラシカル)
- アンネ・ゾフィー=ムター(ヴァイオリン)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ボストン交響楽団/ヴァイオリン協奏曲第2番ほか(ドイツ・グラモフォン)
- 小泉和裕指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団/リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲(オクタヴィア)
- ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)、クリストフ・エッシェンバッハ指揮、ケルンWDR交響楽団/リヒャルト・シュトラウス:4つの最後の歌ほか(ペンタトーン)
- クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)、カルロス・クライバー指揮、プラハ交響楽団/シューマン:ピアノ協奏曲ほか(Radio Servis)
- クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)/シマノフスキ:ピアノ作品集(ドイツ・グラモフォン)
- 新野見卓也(ピアノ)/Schmachtend - A Tribute to Richard Wagner(sonorite)
- ラルフ・フォークト(ピアノ&指揮)、パリ室内管弦楽団/メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集(ondine)
- 務川慧悟〔ピアノ〕/ラヴェル:ピアノ作品集(イープラス)
- ネルソン・フレイレ(ピアノ)/未発表作品集(デッカ)
ヨーヨー・マ(チェロ)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックほか/ギャザリング・オブ・フレンズ(ソニークラシカル)
疑問の余地なく本年最も心に刻まれたアルバム
アンネ・ゾフィー=ムター(ヴァイオリン)、ジョン・ウィリアムズ指揮、ボストン交響楽団/ヴァイオリン協奏曲第2番ほか(ドイツ・グラモフォン)
ボストン交響楽団はいわゆる名門のなかで一番ジョン・ウィリアムズ作品としっくりくる。
ムター・プレイズ・ジョン・ウィリアムズ(Blu-ray Disc)
なお、ヴァイオリン協奏曲第1番はこちら。
ギル・シャハム(ヴァイオリン)/J.ウィリアムズ:≪木の歌≫、ヴァイオリン協奏曲、『シンドラーのリスト』からの3つの小品
小泉和裕指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団/リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲(オクタヴィア)
美麗なサウンドが縦横に拡がり、要所のソロの命中率も高い。どこのオーケストラとか抜きにライヴ録音でここまで精度と内容を両立していれば満足できる。
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)、クリストフ・エッシェンバッハ指揮、ケルンWDR交響楽団/リヒャルト・シュトラウス:4つの最後の歌ほか(ペンタトーン)
「レコード芸術」のアホな評論家はエッシェンバッハの異常性を理解できなかった。
「象徴」~リヒャルト・シュトラウス:管弦楽伴奏付き歌曲集(輸入)
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)、カルロス・クライバー指揮、プラハ交響楽団/シューマン:ピアノ協奏曲ほか(Radio Servis)
カップリングのサヴァリッシュ指揮のドヴォルザーク:幽霊の花嫁(1980年ライヴ)も緊迫感のある構築のもと作品の幻想性をスケール大きく描いた名演奏。
クリスティアン・ツィメルマン(ピアノ)/シマノフスキ:ピアノ作品集(ドイツ・グラモフォン)
新野見卓也(ピアノ)/Schmachtend - A Tribute to Richard Wagner(sonorite)
Schmachtend-A Tribute to Richard Wagner
ラルフ・フォークト(ピアノ&指揮)、パリ室内管弦楽団/メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集(ondine)
文字通りの遺作。明瞭なディテール、動きの機敏さ、きっぱりした進行から伸びる陰影は少しも揺るがなかった。
務川慧悟〔ピアノ〕/ラヴェル:ピアノ作品集(イープラス)
ネルソン・フレイレ(ピアノ)/未発表作品集(デッカ)