2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧
園田高弘さんはパリに赴き、ラヴェルと親交のあったマルグリット・ロンの薫陶を受けた。ロンの前でショパンのソナタ第3番を披露した結果、「入門」が許されたという。1989年録音の本アルバムのライナーには園田さん自ら青春の思い出を綴る。演奏も線の太い骨…
レコード盤蓄音機の発明者エミール・ベルリナー(生誕日にはGoogleトップを飾った)が1898年に設立したクラシック音楽の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンは21世紀に入ってクラブ空間で生演奏にDJ・VJが絡む新しいクラシック音楽受容の形「イエローラウンジ」…
チェコフィルを厳しく引き締め、速めのテンポ。シャープで立体感のある美麗な音楽。時折ふっと緩めるのが粋。品は崩さず鳴り物、打ち物を結構ワイルドに入れてくるのも面白い。N響に来た時とは別人の趣。4つの演奏会の音源が軸で殆どは本ボックスが初発売。…
1992年11月9日、ベルリンでのライヴ録音。ベートーヴェン、ワーグナーともに遅いテンポから導かれる晴朗な潤いのある音楽。ホールの音響がいいためかオーケストラが不要に力まず、このコンビ特有の胃もたれする引きずり感とは無縁。タイムを見て遅さに気づく…
子供の頃はライオンズファン。秋山幸二氏が好きだった。クレバーな森監督の姿も忘れがたい。#ベースボールマガジン #別冊 #2018年 #6月 #西武ライオンズ #黄金時代 #40周年 #森祇晶 #秋山幸二 #辻発彦 #伊東勤
当たり前の話だが世界は日本の主観に関係なく色々変わるし、世界は日本の主観に関係なく日本を判断する。大切なのは正道を見失わない、当事者間の意思統一、そしてアングロサクソンやチャイナとは事を構えない。これらを守る意思さえあれば日本が道を誤る可…
2009年、日本代表の連覇のかかったWBCをJ-SPORTSの中継で見ていた時、メインテーマとして流れる心地の良いリズムとヴォーカルの曲が耳に残った。 フジファブリックの「Sugar!!」。 youtu.be youtu.be それまで名前を聞いたことあるくらいの存在だったフジフ…
6月23日に92歳で死去した金鍾泌・元韓国首相は2015年、韓国・中央日報のロングインタビューを受けている。2017年の暮れ、新潮社から日本語版が出版された。すぐ地元の図書館にリクエストしたところ2018年5月にようやっと神奈川県立図書館が応じてくれて読め…
第1次世界大戦前後の日本の諸相を分析し、以降の行く道に繋がる要素を透かし彫りした1冊。大正のひとたちの概ね的確な情勢対応、見通しに接するとなぜ昭和の日本が破滅に向かったのか理解に苦しむ。ただそれは結果を知っているから言えること。当時のひとた…
切り返しの速い独特のスウィングで親しまれ、1977年全米オープンと1985年全米プロを制し、2007年に世界ゴルフ殿堂入りしたヒューバート・グリーンが6月19日に逝去。71歳だった。 headlines.yahoo.co.jp グリーンはレギュラー時代に度々来日し、ダンロップフェ…
父がクルマでかけていたカセットテープ。まだ再生可能。ポール・モーリアは半ば子守歌代わりだった。ディスコ調を取り入れる前のセピア色のアレンジが心地好い。#ポールモーリア #カセットテープ #ムード音楽 #イージーリスニング #アレンジ #オリーブの首飾…
今年1番のリサイタル。これ行ったらコンサートから撤退するつもり。座って聴くの疲れるし。#阪田知樹 #ピアニスト #ピアノリサイタル #麻生市民館 #新百合ヶ丘 #シューマン #ラフマニノフ #クライスラー #交響的練習曲 #ベートーヴェン #リスト #ラカンパネ…
2018年ル・マン24時間自動車レースで市販車に近いLM-GTEクラスは創立70周年のポルシェがPro、Am両クラスを制した。 www.as-web.jp 記念年ということでポルシェはワークス待遇4台のうち2台に特別な塗装を施した。クラス優勝の92号車は1971年大会に出場したピン…
読売日本交響楽団名誉指揮者、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーが6月16日に逝去。87歳。このラフマニノフは最高。うまいオーケストラをゆったりしたテンポで自在に操る。極彩色の陶酔。#ロジェストヴェンスキー #ゲンナジーロジェストヴェンスキー #ロン…
美しい写真と共に綴られる海をテーマとした回想エッセイ。長年外洋帆走協会の会長を務めたひとゆえ勇ましい話もあるが文章の基調は静かな心のつぶやき。日本屈指のブルーウォーター派の魂が宿った1冊。「家庭画報」連載の単行本化。#石原慎太郎 #石原愼太郎 …
ヴァイオリニスト、メニューインの事実上最後の録音。精度にとらわれず大らかでリラックスした音楽をやっている。若き日のモルクが参加。#メニューイン #ヴィヴァルディ #ヴァイオリン協奏曲 #オーボエ #チェロ #オルガン #ヴァイオリニスト #指揮者 #ポーラ…
帯だけ見ると便乗本に見えるが出版は優勝前年の2015年。解説同様の穏やかな整ったトーンで野球人生とカープに対する愛情を飾らずに語る。津田恒実さん、木村拓也さんのとの挿話は切ない。「キャッチボールの重要性」「監督したい人間の心理」など個々の項は…
選挙や内閣改造の度に構造改革の必要性を記してきた。日本は国のシステムから市井の問題まで構造改革を怠ってきたつけが蔓延している。このままでは朽ちていくだけ。もう今後は思い付いたことから随時書きなぐる。 1.電車の遅延が増えたのは駅自体を抜本的に…
最近のお気に入り。作りすぎて売れなかったのか投げ売りされている。食べやすいのに。#ライフ #ララピー #ポップコーン #キャラメルあじ #キャラクター #ライフコーポレーション #フリトレー #ジャパンフリトレー
4月23日に71歳で逝去した衣笠祥雄さんのお別れの会が広島市内のホテルで行われることになった。 www.hochi.co.jp 一般献花には多くのカープファン、衣笠ファンが列に並ぶだろう。 ときに衣笠さんの訃報を受けて多くの球界関係者が思い出を語った。それらを読…
ビール買って抽選したら当たった。世界一のサッカー音痴の家に日本代表のロゴ入りTシャツ。#サッカー #サッカー日本代表 #jfa #kirin #キリンビール #tシャツ #サムライブルー #サッカー音痴 #当選 #当選品 #店頭抽選 #無欲の勝利 こんなことがあるなんて。…
忘れ得ぬチャンピオンズツアーの出来事 15年ほど前、チャンピオンズツアーの「エースグループクラシック」のテレビ中継でビックリする光景を見た。トム・ワトソンとジャック・ニクラウスの両選手がホールアウト後、ギャラリーのサインに応じている。驚いたのは…
序盤は渡部昇一という学者がいかに誕生したかの自伝風エッセイ、中盤以降に理想の書斎、勉強や整理の仕方などタイトル通りの事柄が出てくる。自身の古典を形成すること、年齢に見合った読書遍歴が賢明であることや再読の重要性、人生の時間を考えた「見切り…
日本ゴルフツアー機構主催の旗艦イヴェントのプロアマ戦で「片山晋呉選手の振る舞いにフォアサムのうちのゲスト1名が怒り途中離脱」という驚くべき事態が起きていた。 www.sanspo.com 記事を読む限り、片山選手の行動や言動に配慮に欠けた部分があったのは確…
未読だった2冊にアタック。#園田高弘 #諸井誠 #往復書簡 #読書 #これから読む #対談集 #武満徹 #横溝亮一 #村上陽一郎 #舟山隆 #生誕90年 ベートーヴェンの往復書簡は有名だが目次読む限りではロマン派篇も面白そう。
作家・石原愼太郎を丁寧に取り上げた書籍2冊。右は原書房刊の単行本のさわりに著者2人と石原氏の鼎談を加えたもの。御2人いわく意外に石原氏は聞き上手。確かにユリイカの対談でも多くは相手が話している。#石原慎太郎 #石原愼太郎 #栗原裕一郎 #豊崎由美 #…
乃木希典の下意識を熱心な冷淡さで描いた佳品。中曾根康弘氏は運輸大臣時代、昭和天皇に本書終盤のある場面が実際に起きた出来事か直接質した。#読書 #司馬遼太郎 #司馬史観 #日露戦争 #乃木希典 #昭和天皇 #中曾根康弘 #中曽根康弘 #勇気ある質問 昭和天皇…
透明な質感からあちこちでジワジワ、ゾクゾクと暗く怖いものを抉る。終楽章の細かい棒捌きはバーンスタインの晩年と双璧だがあちらと違い、割合普通のテンポでやっているのが非凡。ワーグナーの濃い翳を宿す稜線の深い響きも素晴らしい。#インバル #チャイコ…
6月2日から3日にかけてスーパー耐久シリーズの第3戦として富士スピードウェイで24時間レースが行われた。日本国内での24時間レース開催は2008年の十勝以来10年ぶり、富士においては半世紀ぶりのこと。好天に恵まれ、花火の打ち上げもあるなかテント組を含め…
発売当時レーガーが入っているのに驚いた。ライナーノーツには園田さん自らの筆で作曲家との出会いが綴られる。#園田高弘 #レーガー #シューマン #リスト #ピアノ #クラシック音楽 #放送音源 #意外な名演 #掘り出し物 色合いの変化で聴かせるシューマンの小…