歴史
1947年(昭和22年)から始まった読書週間。毎年カレンダーで何となく目に留まったが改めて調べると主催者のサイトを発見。 www.dokusyo.or.jp 現在の文化の日(11月3日)を挟んだ2週間と定められたのは第2回からで開始日の10月27日は「文字・活字文化の日」に…
open.spotify.com 「エグモント」序曲、ピアノ協奏曲第3番(フィルクシュニー〔p.〕)、交響曲第3番 1963年8月4日、チェコ・フィルにとってザルツブルク音楽祭初参戦機会のライヴ録音。 当時アンチェル治世下で相当鍛えられていたはずのチェコ・フィルだが、…
tower.jp 間違いなく日本はチェリスト大国のひとつに数えられる。齋藤秀雄(小澤征爾の師として知られるが元々チェリスト)から始まり堤剛、安田謙一郎、岩崎洸、徳永兼一郎、藤原真理など数々の名人上手がいた。一方でその殆どが日本人の日本人による日本人…
View this post on Instagram A post shared by Tadashi Nakagawa (@choku_nakagawa) 日本楽壇の重鎮中の重鎮、外山雄三さんが2020年10月、新日本フィルに客演。自作自演、天才サクソフォン奏者の上野耕平さんとの共演で大澤壽人のサクソフォン協奏曲、そし…
「権力はそれが奉仕する目的に必要な限りその存在が許されるものであり、その目的に必要な限度において許されるものだということだ」「国民は百利を興すことに汲々たる大臣よりは、一害を除くことに心胆をくだいてくれる大臣をもとめているのである」1980年6…
①日本は平素から国家的危機に際して公と私の関係をどうするか議論してこなかった。大きな災害や化学兵器によるテロの経験があるのに。政治家、知識人、メディアが一歩前に出て、リードして国民的議論を起こし、賛否はともかくそういうことを考えるクセを国民…
2020年4月25日、本来なら元プロ野球監督(大毎/阪急/近鉄)の西本幸雄さん(1920年4月25日~2011年11月25日)の生誕100年記念試合が開催予定だった。残念ながらプロ野球の開幕延期により中止となったがこの記念日に寄せて生前日本経済新聞の名物コーナー「私…
浅利慶太、石原慎太郎が財界の大物と組んで幕を開けた日生劇場。その残照は現在も残っている。浅利慶太は7月13日に85歳で死去。#浅利慶太 #石原慎太郎 #石原愼太郎 #文春文庫 #日生劇場 #ベルリンドイツオペラ #武智歌舞伎 #武智鉄二 #わが人生の時の人々 #…
本日はこちら。ひとりひとりの視点、方向性をじっくり聞けて自身の見解を磨き、考察を深める機会となった。御三方と運営者の皆様に感謝します。#コクミンテキギロン #コクギ #渋谷キャスト #石破茂 #玉木雄一郎 #山尾志桜里 #令和元年 #2019年 #11月2日 イヴ…
日本が生んだ偉大なピアニスト園田高弘(1928-2004)の遺徳をしのび、ゆかりのあったピアニストがリレー方式で演奏を披露するコンサートが今年も行われる。 2018年のコンサートの様子。 choku-tn.hatenablog.com 2019年のテーマはロマン派撰集。生前の園田が…
かつてのF1世界選手権ではポールリカール、シルバーストーン、ホッケンハイム、エステルラリヒリンク、ザントフォールト、モンツァと夏~初秋に高速コースの連戦が組まれた。バトル、心理戦、サバイバルなどが繰り広げられ、タイトル争いを左右するケースも…
はじめに 前史:昭和末期から平成初期の読響 ゲルト・アルブレヒト:躍進の立役者 ゲンナジー・ロジェストベンスキー:マジシャン スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:偉大な音楽の体現者 終わりに:「令和の読響」へ アンコール:マゼールの「復活」の思い出 はじ…
View this post on Instagram A post shared by NAKAGAWA Tadashi(中川 直) (@choku_nakagawa) www.instagram.com 硬く締めたサウンドでスパッと一刀両断。フィナーレのコーダ、最後の最後にプッシュかけて重いアッパーが入るのにドッキリ。#ブルックナー …
高松宮宣仁親王『高松宮日記』(中央公論社;1995年~1997年)昭和天皇の弟が1921年~1947年まで書き残した日記。第1巻で頻出するいわゆるお付きへの辛辣な所感が面白い。日記の公刊に同意した喜久子妃殿下が「これは当事者の遺族に申し訳ない」と憂慮したほ…
本日はこちら。#4月12日 #平成31年 #信時潔 #海道東征 #大友直人 #東京フィルハーモニー交響楽団 #東京芸術劇場 #クラシックコンサート #クラシック音楽 アンコール。日頃のコンサートと客層がまるで違った。#大友直人 #東京フィルハーモニー交響楽団 #信時…
日米両政府は普天間飛行場と那覇空港から那覇市内までの米軍施設を日本側へ返還するために既に米軍施設のあるキャンプシュワブを拡張して移設することにした。何もないところに基地が作られるわけではないし、基地が増えるわけでもない。 一方、沖縄県と沖縄…
「レコードの帝王」と称されたブロデューサー、ウォルター・レッグ没後40年。本書は夫人のシュヴァルツコップが亡き夫の遺した「まだ書いていない自伝からの頁」に自身の口述や仕事仲間の文章を加えてまとめた回想録。仮にレッグの単著だったら「うら」をも…
昭和64年(1989年)1月7日、昭和天皇は崩御した。従って平成31年(2019年)は没後30年。 崩御から約1ヶ月半語の平成元年2月24日に昭和天皇の大喪の礼が行われた。当日は氷雨。学校が休みになったので母と赤坂御用地の前で遺体を載せた霊柩車(プリンスロイヤ…
「東西芸術家交歓演奏会」での共演。ズバズバと弾き抜くチェロ、ガラス細工のタッチで音楽を形作るヴァイオリン。この約10年後、メニューインは苦境に陥ったロストロポーヴィチに手をさしのべる。#メニューイン #ロストロポーヴィチ #ブラームス #二重協奏曲…
美しいハーモニーで聴かせる。響きの切り返しの硬さがこの指揮者の欠点だったがジェラルド・ジャーヴィスがリードする都響はしなやかに動く。第2部前半の深い翳、後半の清澄な盛り上がりは今もって高い説得力。#若杉弘 #東京都交響楽団 #フォンテック #マー…
今週のお題「読書の秋」 昨年に続いて。 choku-tn.hatenablog.com 1.堤清二(述)、御厨貴、橋本寿朗、鷲田清一(以上編集)『わが記憶、わが記録-堤清二×辻井喬オーラルヒストリー』(中央公論新社) 子供の頃、親に連れられて「セゾン文化」の全盛期を肌で…
軽く読める(中身が軽いではなく入りやすい)本が欲しくて。#文春新書 #角川新書 #石原慎太郎 #猪瀬直樹 #三浦瑠麗 #国際政治 #日本政治 #戦後政治 #外交 #安全保障 #読書 #これから読む #新書 #国家観 三浦瑠麗さんは同い年で出身県も同じ。あまりの知性、…
3部構成の「リンカーンの肖像」は第3部にリンカーンの事蹟と名言を語るナレーションが入り、有名な「ゲティスバーグの演説」で結ばれる。1942年に国威発揚の意図から委嘱されたらしいが日本でよく作られた脳筋的音楽ではなく第1部の澄んだ情感、第2部のフォ…
「ミスター危機管理」佐々淳行氏が10月10日に逝去、87歳。自慢話の多い面はあったが「国益重視」「治安を守る」という視点を分かりやすい言葉で広く知らしめた功績は大きい。R.I.P.#佐々淳行 #文春文庫 #読書 #訃報 #危機管理 #後藤田正晴 #戦後史 #10月10日…
極限状況に寄りかからず、普遍性のある人間心理の美醜、葛藤、組織の歪みを簡潔な骨格で透かし彫りした。それゆえ感銘は深い。無粋な背景説明がなく日記、手紙という当事者目線がメインなのも成功。文庫版の解説は安岡章太郎。昔読んだ本より字が随分大きく…
自由で民主的な秩序ある社会が真の平和。この世界で最も尊いもの。ひとりひとりの国民が心して守り続けてこそ保たれる。平和の対義語は戦争ではなく無秩序。戦争の対義語は交渉もしくは貿易。米英並びにチャイナとは事を構えない。 靖國神社を参拝。#靖国神…
2015年刊行の回顧録。多少時系列の前後はあれど少年期から政界引退までを綴る。読みやすい文章で展開される氏の「垂直論理」が胸を突く。#石原慎太郎 #回顧録 #php #歴史の十字路に立って #2015年 #戦後70年だった #意外と読みやすい #日本政治 #東京都知事 …
本日はこちら。#明治学院大学 #記念館 #礼拝堂 #アートホール #近衞秀麿 #近衞秀麿再発見 #シンポジウム #トークコンサート #白金高輪 #クラシック音楽 #7月28日 #2018年 #パレットゾーン白金 #水谷川優子 #黒田亜樹 #岡部真一郎 #岩野裕一 #藤田由之 #イン…
革新の中で何かを成したと言える数少ない政治家。他には飛鳥田一雄氏くらい。筋は硬いが独特の狡さがあって現実とうまく折り合いをつけた。それが社会党、社民党の衰退に繋がったのは皮肉。原書は2012年5月刊行、2018年1月文庫化。#村山富市 #元首相 #岩波現…
1983年刊行。1978年~1982年に「音楽の窓」や「音楽の友」に掲載されたコラムを集めたもの。カラヤンやポリーニなどのスター以外にフェラーラ、レッグ、タリアフェロ、マリア・ティポ、ノーマン・デル・マー、テレンス・ジャッド、シッパースといった顔ぶれ…