アフターアワーズ

山椒系ちょくの切り抜き帖

More→逆しまな歯車を仮面が嗤う。【黒田玲兎が加わり面目一新】

キーボード・ピアニスト、作編曲家、詩人、ヴォーカル、演者…多彩な才能を縦横無尽に反射させ、艶と翳の響き合う音楽世界を繰り広げる黒田玲兎については以前から取り上げてきた。 彼が6月に「逆しまな歯車を仮面が嗤う。」というバンドのメンバーになった。…

大平正芳没後40年【運命に殉じた謙抑の政治家】

「権力はそれが奉仕する目的に必要な限りその存在が許されるものであり、その目的に必要な限度において許されるものだということだ」「国民は百利を興すことに汲々たる大臣よりは、一害を除くことに心胆をくだいてくれる大臣をもとめているのである」1980年6…

※6/14まで+web展示あり※現代印象派画家KOH個展【放射する光に包まれる】

Login • Instagram 今までは光に向かってエネルギーの結実する、見る側が吸い込まれていく画風だったが、最近は中心から光が放たれ、見る側を包容する雰囲気に感じる。細部の磨き込みもより洗練度を増した。クールな感触に愛おしさ、暖かみが宿る。 6/14まで…

【PR】音楽・映像ソフトや書籍のレビューなどの執筆依頼受付中

Tadashi Nakagawa on Instagram: “4/30付けmikikiレビューアクセスランキング。オールジャンルでデイリー2位、ウィークリー10位。クラシック部門デイリー&ウィークリー1位、月間2位。深く御礼申し上げます。https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/24949 #加々…

「コロナ後」への提言【「予測不能」に備えるシステム作りを】

①日本は平素から国家的危機に際して公と私の関係をどうするか議論してこなかった。大きな災害や化学兵器によるテロの経験があるのに。政治家、知識人、メディアが一歩前に出て、リードして国民的議論を起こし、賛否はともかくそういうことを考えるクセを国民…

生誕100年、西本幸雄さんの「私の履歴書」【「育てて」「勝てる」稀有な名将】

2020年4月25日、本来なら元プロ野球監督(大毎/阪急/近鉄)の西本幸雄さん(1920年4月25日~2011年11月25日)の生誕100年記念試合が開催予定だった。残念ながらプロ野球の開幕延期により中止となったがこの記念日に寄せて生前日本経済新聞の名物コーナー「私…

追悼サー・スターリング・モス【大快挙と「騎士道」】

2020年4月12日に90歳で逝去した元レーシングドライバーのサー・スターリング・モスは1950年代から1960年代初頭にF1世界選手権とスポーツカーレースで活躍。F1では66戦に出走してモナコグランプリ3勝を含む通算16勝、1955年~1958年の4年連続でドライバーズラン…

八坂公洋のセカンドアルバム【日本・カナダの現代ピアノ音楽を色鮮やかに】

八坂公洋はトルドー現・カナダ首相、2015年ショパンコンクール第2位シャルル・リシャール=アムランなどを輩出したカナダの最高学府マギル大学出身のピアニスト。モントリオールを拠点に活動している。近現代の音楽や日本人作品の演奏をライフワークとし、2014…

水野蒼生の衝撃再び【ベートーヴェン「運命」に新たな装いを施す】

クラシカルDJ水野蒼生(@aoi_mizuno_official )が放つ衝撃第2弾。今回はベートーヴェンの「運命」などを再創造。3/25リリース。https://open.spotify.com/album/2fkEuieEFUKU2u6iTOIcTP?si=LXBI0Q2GSgiY55yHhNPpWw#水野蒼生 #beethoven250 #beethoven2020 #be…

ミツモトケイスケ写真展「INCENSE」【移ろう魅力】

今週のお題「うるう年」 4年に一度の2月29日、こちらを訪れた。 敬愛する写真家、ミツモトケイスケさんの個展「INCENSE」に。時と光の流れ、そこにある空気を可視化する才。学芸大学駅近くのmonogram(2F gallery)にて3/1 16:00まで。#写真家 #個展 #写真展…

骨の髄まで野球人だった【野村克也さんをしのぶ】

選手として3,017試合に出場、監督通算1,565勝1,563敗76分け。現役、監督ともに3,000試合出場。これほど野球が好きなひとは空前絶後かも。幼くして父親を惨めな死にざまで失い、貧しさから這い上がるべくもがきにもがいて、プロ野球入り。そして苦労と探究を…

気鋭のチェリスト三井静【名門ミュンヘン・フィルの一員に】

齋藤秀雄、堤剛から連なる歴史を見ても明らかなように日本は数々の個性的な名手を生んできたチェロ大国。近年は伊藤悠貴、岡本侑也、前記事に登場した佐藤晴真など世界基準で真っ向勝負できる高い技術を持つ若手奏者が次々活躍中。今回取り上げる三井静(199…

ありがとう今宮純さん(1949-2020)【解説レース5選】

中嶋悟氏のインタビューが1番面白い。次に感慨深かったのがホンダF1第2期最後のプロジェクトリーダー安岡氏のインタビュー。#racingon #500 #2019年 #ムック本 #付録つき #雑誌 #中嶋悟 #f1 #f1世界選手権 #アイルトンセナ #株式会社三栄 #三栄書房 #今宮純 …

わたしのベートーヴェン原体験【トスカニーニ指揮、NBC交響楽団1939年録音の「運命」】

800投稿。我がベートーヴェン原体験。約四半世紀前、たぶん最初に自らの意思で購入したベートーヴェンのCD。ギリギリ切り詰めた響きから噴き出す焔、迸る熱情にぶちのめされた。ベートーヴェン本人が後にうんざりするほどヒットしたらしい七重奏曲は長年この…

正月三が日【初詣と初買い物】

初詣。#靖国神社 #靖國神社 #初詣 #令和2年 #2019年 #1月3日 #子年 ジャンボ絵馬 #靖国神社 #靖國神社 #ジャンボ絵馬 #子年 #2019年 #令和2年 #1月3日 #初詣 2020年(令和2年)初買い物。永冨和子さん(1929-2010)。品のある光彩を纏うくっきりした歯切れの…

謹賀新年2020【2019ラスト鑑賞「現代印象派画家KOH」「金田正一追悼展示」】

現代印象派画家KOHさんの個展に。Kristal&Glam luxury art gallery(国立新美術館近く)で15日まで。#画家koh #現代印象派 #個展 #展覧会 #新作 #油彩 #絵画展 #KOH #2019年 #12月12日 #令和元年 #kristalandglam #年内ラスト 光の粒の凹凸や構図の引き出し…

【My Favorite Things Special:2019年〔令和元年〕Classical Music CD 私的 best10+1】

※順不同・敬称略 ☆ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団/ヒンデミット:交響曲「画家マティス」、バルトーク:管弦楽のための協奏曲ほか(キングインターナショナル) バルトーク: 管弦楽のための協奏曲、ヒンデミット: 交響曲「画家マチス」/…

11/29:菊地裕介ピアノリサイタル2019【鍵盤で昇華された「夢と幻想」】

本日はこちら。#菊地裕介 #ピアノ #ピアニスト #piano #pianist #berlioz #tchaikovsky #幻想交響曲 #トランスクリプション #クラシックコンサート #クラシック音楽 #classicalmusic #東京文化会館 #東京文化会館小ホール #令和元年 #2019年 #11月29日 #ピア…

石原慎太郎が呼んだ!?マゼール指揮の「トリスタンとイゾルデ」【ほの暗い響きのうねり】

浅利慶太、石原慎太郎が財界の大物と組んで幕を開けた日生劇場。その残照は現在も残っている。浅利慶太は7月13日に85歳で死去。#浅利慶太 #石原慎太郎 #石原愼太郎 #文春文庫 #日生劇場 #ベルリンドイツオペラ #武智歌舞伎 #武智鉄二 #わが人生の時の人々 #…

11/2:コクミンテキギロン☆しようSP@shibuyacast【党派性を超えた共通認識】

本日はこちら。ひとりひとりの視点、方向性をじっくり聞けて自身の見解を磨き、考察を深める機会となった。御三方と運営者の皆様に感謝します。#コクミンテキギロン #コクギ #渋谷キャスト #石破茂 #玉木雄一郎 #山尾志桜里 #令和元年 #2019年 #11月2日 イヴ…

10/27:黒田玲兎11周年live「ウサギノユメ11」【成熟の異空間】

今夜はこちら。熟成感のある腰の下りた線が太く彫りの深い音楽が空間一杯にたちこめた。共演ドラムも生まれ変わったサウンドポリシーに合致していた。#黒田玲兎 #kurodalate #10月27日 #2019年 #令和元年 #真昼の月夜の太陽 #東新宿 #ライヴハウス #ヴォーカ…

10/13:園田高弘MemorialSeries「ロマン派撰集」【ときに麗々しくときにしっとり】

本日はこちら。実力、特徴ある奏者が集って奏でたシューマン夫妻、リスト、ブラームス。骨格、音色感のしっかりした好演が連なる心地よい時間だった。#園田高弘 #園田高弘メモリアル #園田高弘memorial #園田高弘memorialseries #classicalmusic #クラシック…

9/27:井上道義指揮、日本フィル、アリス・紗良・オット【リズムと風土感の反射】

昨夜はこちらでした。ズバッとした鳴りと弦の強靭で密度の濃い弾きっぷりは指揮者の手腕。ソリストは録音より遥かに好印象。持ち前のリズム感、反射神経の良さに加えて優雅な香りや艶もあった。#井上道義 #アリス紗良オット #日本フィルハーモニー交響楽団 #…

2020年から阪田知樹が展開するピアノ宇宙【ベートーヴェン-リストから遥かに】

解像度の高いタッチによる陰陽の色彩美が明滅する強靭かつ彫りの深い表現で作品の核心を射抜くピアニスト、阪田知樹については幾度か取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com そしてベートーヴェン生誕250年の2020年6月から阪田知樹は…

※告知※2019/10/13第6回園田高弘Memorial Series「ロマン派撰集」【没後15年】

日本が生んだ偉大なピアニスト園田高弘(1928-2004)の遺徳をしのび、ゆかりのあったピアニストがリレー方式で演奏を披露するコンサートが今年も行われる。 2018年のコンサートの様子。 choku-tn.hatenablog.com 2019年のテーマはロマン派撰集。生前の園田が…

※告知※2019/8/31坂入健司郎指揮、川崎室内管弦楽団【荘村清志との共演が実現】

「音楽のまち・かわさき」からの発信を掲げて活動する川崎室内管弦楽団については過去にも取り上げた。 choku-tn.hatenablog.com choku-tn.hatenablog.com 来る8月31日に第3回の演奏会を行う。 twitter.com 曲目は以下の3曲。 スカッ、パリッ、ズシン。オー…

【夏休みスペシャル】F1いにしえの夏の高速バトル10選

かつてのF1世界選手権ではポールリカール、シルバーストーン、ホッケンハイム、エステルラリヒリンク、ザントフォールト、モンツァと夏~初秋に高速コースの連戦が組まれた。バトル、心理戦、サバイバルなどが繰り広げられ、タイトル争いを左右するケースも…

【夏休みスペシャル】タクトの残影~元ヴィオラ奏者の語る平成の読響

はじめに 前史:昭和末期から平成初期の読響 ゲルト・アルブレヒト:躍進の立役者 ゲンナジー・ロジェストベンスキー:マジシャン スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ:偉大な音楽の体現者 終わりに:「令和の読響」へ アンコール:マゼールの「復活」の思い出 はじ…

7/31:井上道義指揮、読売日本交響楽団【令和最初の名演に出会う】

近年最高のコンサート。リズムの論理的処理の上で各パートは美麗に磨き込み、峻厳な響きを構築、展開した。第3楽章冒頭の低弦の刻みから高弦への移行の精妙さは身震いするほどで録音には収まらない水準。読響の強靭で機動力もあるアンサンブルが指揮者の求め…

渋野日向子選手2019全英女子オープン優勝【日本人のメジャー優勝の近道は巡り合わせと運】

1986年全英オープン、中嶋常幸選手は第3ラウンドを終えて首位と1打差につけ、グレッグ・ノーマンとの最終組で最終ラウンドを迎えた。当日の朝、解説者の戸張捷氏は中嶋選手からセーターを着てスタートするか、脱いでいくか相談されたという。その言葉にのしか…