1991年創立のアマチュアオーケストラ。神奈川県はプロのオーケストラが神奈川フィルハーモニー管弦楽団ひとつ(他にミューザ川崎シンフォニーホールを本拠地とする東京交響楽団はある)なので、その分この宮前フィルや横浜フィル(1977年創立)といったアマチュアオーケストラが地域の音楽文化の重要な担い手となってきた。
今回は第50回定期演奏会ということで上記の通りプロ顔負けの演目(アンコールにドヴォルザーク:スラヴ舞曲第1番op.46-1)。会場はぎっちり埋まっていた。しかも配られたプログラム冊子には楽団員がものした楽曲や時代背景に関する文章が満載。
感染症禍も持ちこたえて「50回」にたどり着いた宮前フィル。こういう団体の運営はある意味プロ以上に大変だろうが、地元音楽ファンの渇きを癒す存在であり続けて欲しいもの。