アフターアワーズ

山椒系ちょくの切り抜き帖

スポーツ

優勝とチーム内ライヴァルの重要性【田淵幸一氏が抱いた羨望】

4月27日、TBSラジオは同月23日に逝去した衣笠祥雄さんを追悼する番組を放送した。 www.tbsradio.jp この中で田淵幸一氏の次のような発言が強い印象を残した。 (コメント出演した山本浩二氏の発言を聞いて)僕はチーム内に同格のライヴァルがいなかった。タ…

柳田悠岐外野手サイクル安打達成【振れて走れる魅力】

トリプルスリーでブレイクした時、ホークスのフロントの方がテレビで話していた。「ドラフトの際、(現スワローズの)山田とどちらを指名するかでスカウトが割れた。そこで王会長に判断を仰いだ。会長は《どちらが遠くに飛ばすんだ?》と問い、私が《柳田です…

予想外の快挙【小平智選手PGAツアー初優勝】

ヘリテイジは1969年に始まった招待トーナメント。第1回チャンピオンがアーノルド・パーマー、以降ニクラウス、ミラー、ワトソン、ファルド、ランガー、アーウィン、ラブ三世など錚々たる顔ぶれが優勝者に名を連ねる(1977年には日本でおなじみだったグラハム・…

2018/4/12読売ジャイアンツ-横浜DeNAベイスターズ@東京ドーム【5連勝と6連敗】

本日はこちら。ジャイアンツ-ベイスターズ。#巨人 #ジャイアンツ #ベイスターズ #denaベイスターズ #4月12日 #東京ドーム #ナイトゲームかつての同級生から誘いを受け、スターシートと呼ばれるネット裏シーズンシートにて観戦。最高の場所で球音、内野手のグ…

オールドタイマーたちのマスターズ2018

プロゴルフ4大メジャーのひとつ、マスターズトーナメントは歴代チャンピオンが終身招待されるため、50代60代の選手も戦いの舞台に立つ。2018年はフレッド・カプルス(1959年10月3日生まれ)、ビジェイ・シン(1963年2月22日生まれ)、ベルンハルト・ランガー(1…

氷上のファンタジスタ友野一希選手【初出場の世界選手権で5位入賞!】

フィギュアスケートの2017-2018シーズンの掉尾を飾る世界選手権(開催地:イタリア・ミラノ)で友野一希選手がSP、フリーともに自己ベストをマークして5位入賞。初出場、五輪2連覇の羽生結弦選手の代役、さらに来年日本・埼玉で行われる世界選手権の男子出場枠3…

【日米球春到来!】イチロー所属チーム決まる&精力的だった王会長

殿堂入り確実の大打者の新たな一歩 大リーグ通算3080安打(2017年シーズン終了まで)を誇るイチロー選手のシアトル・マリナーズ復帰が確実になった。44歳、打席での下半身の粘りやスピードの衰えは否めないものの守備、走塁面はまだまだ健在。目標の「50歳現…

緻密なトレーニングと戦略のしたたかさ【平昌五輪日本選手団回顧】

取るべきひとが取れた 2月25日に閉幕したピョンチャンオリンピックで日本選手団は過去最多の計13個(金4・銀5・銅4)のメダルを獲得した。競技・種目が以前より増えているとはいえ、まぎれもなく快挙。選手の皆様には心からの敬意と感謝を表したい。 メダル増の…

ラスト1周のカネの音色【髙木奈那選手金メダル獲得!!】

スピードスケートをきちんと見るのはほぼ4年に1度のオリンピックのみという体たらくだが毎回ウキウキするのがラスト1周を告げる鐘の音色。なぜ、どこのオリンピックでもあの音は綺麗で見るひとの心を波立たせるのか。 2月24日、髙木奈那選手が金メダルに輝い…

売れっ子メダルプレゼンター!?【竹田恆和IOC委員(JOC会長)】

ピョンチャンオリンピックでの日本のメダル獲得数が冬季五輪過去最多となり、表彰式を見る機会が続いた。 choku-tn.hatenablog.com 竹田恆和IOC委員はこの記事の後も引っ張りだこ。小平奈緒選手が金メダルを獲得したスピードスケート女子500メートル、日本チ…

My Favorite Things:浜田昭八『監督たちの戦い』【我が野球のバイブル】

元日本経済新聞の運動部長で野球取材ひと筋50年以上、現在も同新聞にコラム「選球眼」を執筆する浜田昭八(1933-)が20世紀終盤に新聞連載し、書籍化されたのが『監督たちの戦い』(日経ビジネス人文庫、上下巻;2001年)。プロ野球監督の本質であるグラウン…

【日本金メダル!!】ピョンチャン五輪スピードスケート女子団体パシュート

スピードスケートはメダルなしに終わったソチオリンピック後、招聘されたオランダ人のヨハン・デ・ヴィットコーチのもと、方針を一新。 大会前に練習風景のVTRを見た。速い髙木美帆選手に他のメンバーがついて滑る。 髙木美帆選手「このラップタイムは(佐藤)…

「空席あり」の必要性【日本ジャンプ陣刷新のために】

1974年、近鉄バファローズの監督に就任した西本幸雄(1920-2011)は低迷の長いチーム刷新のために一大決心をした。クリーンアップの一翼の土井正博、元首位打者の永淵洋三、勝負強い打撃で鳴らした伊勢孝夫のベテランの主力3人を次々と放出したのだ。西本の…

プレゼンターにも注目【オリンピック会場セレモニー&表彰式】

ピョンチャンオリンピック、2月18日のフィギュアスケート男子シングルの表彰式で羽生結弦、宇野昌磨、ハビエル・フェルナンデスの各選手にメダルを授与したのは竹田恆和IOC委員(JOC会長)。なお竹田氏はノルディック複合個人ノーマルヒルのメダルプレゼンタ…

My Favorite Things【フィギュアスケートを彩るチャップリン。その自伝の面白さ】

チャップリンメロディはフィギュアスケート男子シングルの人気プログラム。すぐ思い出せるだけでも織田信成氏の2009-2010シーズンFS、ハビエル・フェルナンデス選手の2017-2018SPが挙げられる。 「喜劇王」サー・チャールズ・チャップリン(1889-1977)は出演・…

札幌五輪(1972)、長野五輪(1998)を彩った音楽

NHK-FM「クラシックの迷宮」の2月10日放送回は「音楽による札幌オリンピック回顧」と題して時代背景に触れながら、札幌オリンピックを音楽の面から見つめた。 www4.nhk.or.jp 先日のジョン・ウィリアムズのブログを書いた際に次は日本開催の五輪と考えていた…

My Favorite Things:アルベールビル五輪の伊藤みどり【忘れじの冬季五輪】

1992年アルベールビルオリンピックフィギュアスケート女子フリースケーティング、伊藤みどりの演技。 youtu.be トリプルアクセルに関しては語り尽くされたので省略。個人的に忘れられないのは当時の採点システムでいわゆる技術点が出た後、解説者(たぶん五…

貴乃花親方が説く基本動作と極める稽古の尊さ【初代若乃花からの継承】

2017年1月31日、第65代横綱貴乃花親方は弟子の新十両・貴公俊の記者会見に同席、にこやかに出世を喜びつつ、先代師匠(元大関貴ノ花)や初代若乃花が育み、自身が現役時代に見てきた「稽古の伝統」を守り抜く決意を語った。 www.sankei.com 記事によれば貴乃…

My Favorite Things【1988年F1世界選手権セレクション】

30年前の1988年、初めてF1世界選手権を1シーズン通してテレビ観戦した。そこからの数年間、頭の中の過半はF1のことが常にグルグルしていた。F1に夢中となる出発点だった1988年シーズンの記憶は未だに思い出すたびに胸がジーンとする。 ①第7戦フランスグラン…

日本に「パリダカ」を広めたひと【R.I.P.夏木陽介氏】

1980年(昭和55年)生まれの私は1月14日に81歳で逝去した夏木陽介氏が青春スターだった時代や出演作を知らない。初めて夏木氏を知ったのは1989年、「パリダカ」として知られる「パリ-ダカールラリー」の総集編をフジテレビで見たとき。最初カッコいいクルマ…

ジャンボに何かを習うなら

ジャパンゴルフツアー通算93勝のジャンボこと尾崎将司(1947-)がジュニアゴルファー向けのレッスン会を行った。スポーツ新聞やゴルフ雑誌のネット版の報道によれば、書類選考で選んだ29人の小学生から高校生のゴルファーに対し、2人の弟とともに打席の後ろ…

No.1投手は稲尾和久【「プロ野球総選挙」を嗤う】

先日テレビ放送された「プロ野球総選挙」で歴代No.1投手に大谷翔平が選ばれたという。笑止千万な話。まだキャリアの発展途上にある選手を日本プロ野球80年の歴史を作ってきた偉人たちの上に置くなどあり得ない。投票した連中、番組制作者のいずれもが歴史を…

指揮する前の戦いに強かったひと【星野仙一氏をしのぶ】

星野仙一氏は1986年秋、ドラゴンズ監督に就任直後、ロッテとの契約更改交渉が拗れていた落合博満を獲得するよう球団に強く求めた。星野氏の回想によれば戦力として落合がぜひ欲しかったわけではなく、「もし巨人に取られたらウチは当分優勝できない」と考え…

冷めた眼と厚い情【星野仙一氏逝去】

1月4日に70歳で逝去した星野仙一氏は「巨人」に特別な思いを抱き続ける野球人生だった。 現役時代は巨人キラーとして活躍。「燃える男」のイメイジを纏いながら、実は緩い球を効果的に交える冷静巧妙な投球でONのタイミングを狂わせた。通算146勝のうち35勝…

癒される1980年代のF1動画

1987年日本グランプリをきっかけに約30年間、F1世界選手権をテレビ観戦した。今は興味が薄らぎ、結果をチェックする程度になったが、1988年から1993年までの6シーズン、私はF1にドップリはまっていた。 ここ数年の癒しの時間はYouTubeでその時期F1の動画を見…

※追記あり※遅すぎた特別招待【エルス24回目のマスターズ】

2012年マスターズに石川遼が特別招待されたとき、一部の選手から「エルスこそふさわしかったのではないか」と声があがった。 18年連続出場中だったエルスはこの年のマスターズ出場を逃した。確かに実績、ゴルフ界への貢献、そして殿堂入りの翌年という要素を…

大相撲は屋台骨が全て腐っている【師匠、横綱、立行司】

「相撲ブーム」と言われた昨今。私は内心戸惑っていた。「土俵の充実」は全く感じられず、稽古不足のタポタポした力士が立ったそばから手をついている相撲ばかり。90日間「満員御礼」の内実はお寒い限りだった。そこに起きた土俵内外の騒動は大相撲の屋台骨…

範はチャンピオンズにあり【JAL選手権回顧】

日本のゴルフ受容史における画期的出来事 PGAツアーチャンピオンズ「JAPAN AIRLINESチャンピオンシップ」(成田ゴルフ俱楽部)はコリン・モンゴメリーの優勝で幕を閉じた。同ツアー初の日本開催試合の内容が激戦でしかも殿堂入り選手の優勝となったことは喜ば…

松山英樹とウッズの縁【WGCブリジストン招待優勝】

元々「ゴルフ世界一決定戦」だった試合 世界ゴルフ選手権(WGC)ブリジストン招待の最終ラウンドで松山英樹選手がコースレコードタイの61(-9)をマークして逆転優勝。マキュロイ、ザック・ジョンソンなどのメジャー覇者をショットの力によって抑えた鮮やかな…

強すぎて嫌いだった千代の富士

7月17日、横綱白鵬は大相撲名古屋場所9日目に通算1045勝目を挙げ、第58代横綱千代の富士に通算勝利数で並んだ。白鵬は千代の富士を敬愛し、2015年に千代の富士が行った還暦土俵入りでは太刀持ちを務めた(露払い日馬富士)。この時「九重親方(当時)は人望…